治療後の副作用が残る中での退院となり、ご不安をもっておられたところ、ＨＰにてコハルをみつけてくださりご依頼いただきました。

副作用がある中での一人暮らし

ふらつきや吐き気、食欲不振がある中での退院となり、一人暮らしのため不安を抱えていらっしゃいました。
保険制度内の訪問看護やヘルパーの依頼を考えましたが、ちょうど大型連休に入ることもあり、限られた事業所しかなかったため、時間の制限がなく、買い物や家事も代行できるコハルにご依頼をいただきました。

退院後3日間

退院前、ご依頼をいただいたタイミングで、入院中のご利用者様と面談させていただきました。
ご不安やご心配な点をお聞かせくださり、その不安が払拭できるようサービスをご提案させていただきました。
退院当日は、病院までお迎えに行き、帰宅。
3日間は24時間付き添いを行い、掃除や洗濯、調理、おふろの介助、気分のよいときにはリハビリもかねて散歩のお付き添いを行いました。
体がこわばっており、呼吸が浅くなっておられたため、就寝前にはマッサージを行い快眠へのケアを行い、「こんなにぐっすり眠れたのは本当に久しぶり」と言ってくださいました。

退院後4～6日目

副作用がすこし緩和され、食事も摂取できるようになってきたため、ご利用者様と相談し、午前中3時間、夕方3時間の訪問に切り替えました。
訪問の合間には必要な買い物をすませ、ご要望のものが常にあるように支援させていただきました。「なくなりそうと思うと不安になるの‥助かるわ」とおっしゃってくださっておりました。
夕方の訪問時には、ご要望通り、おふろ、就寝前のマッサージを行いイブニングケアを行いました。

保険制度内の訪問看護ステーションへ

手続きをすませておいた訪問看護ステーションが決定し、大型連休後に訪問開始となりました。
しっかりとご利用者様のご様子について申し継ぎを行い、コハルでのサービスは終了しました。

ご利用者様の声

副作用がある中での退院、そして連休中ということもあり、どうなるんだろうと不安ばかりの気持ちでした。
そんななか、ＨＰでコハルさんをみつけてこんなサービスがあるのかとホッとしたのを覚えています。
自費なんて高いんじゃないの？とみなさんに驚かれましたが、お値段以上の内容に心から満足しています。
家事もきっちりとやってくれたし、本当に助かりました。
何より、眠る前にあったかい手でマッサージしてくれるなんて本当にうれしかったし、ぐっすり眠れて体がどんどん回復していくのがわかりました。

元来アクティブで、病気になる前は毎日のようにお出かけしておられた方でした。
「また楽しみを作りたいな・・・」と保険制度内の訪問看護師さんに伝えたところ、コハルをご紹介いただきご利用がスタートしました。

あの時のワクワクを取り戻したい

「クレーンゲームがしたい」
「水族館にいきたい」
「カラオケにいきたい」
「万博にいきたい」
「映画をみたい」
ご利用者様からたくさんのご希望を聞かせていただきました。
一方で何年も外出していなかったご利用者様にとっては、ご不安な気持ちも相当ありました。
ご不安があっては、ワクワクも半減してしまいます。
そのご不安をひとつでも緩和し、最大限のワクワクをお届けしたいと考えました。

入念な下見と医療福祉チームでの話し合い

訪問看護や往診医、介護タクシーと連携し、不安を軽減するための情報を収集しました。
医療的ケアがありましたので、医師から指示書をいただいたり、介護タクシーと共に下見に行ったり。
介護タクシーを使って近場に行ってみたり。
ご利用者様のご不安がなくなり、ワクワクを最大限にすることに注力しました。

月一回の楽しみ・ワクワクに

安全に心地よく遠出をすることが叶ったことで、ご利用者様の不安はかなり軽減され、次はここに行きたいとたくさんのプランを出してくださるようになりました。
お付き添いさせていただいている私たちも幸せな気持ちになる瞬間です。
いつもご一緒させていただきありがとうございます。

ご利用者様の声

何年も引きこもっていたのに、まさかまた出かけられるようになるなんて思ってもなかった。
もう行けないと思っていたことがどんどん叶っていく。
次はどこに行こうと考えることが生きがいになった。
自分で運転できないのが残念だけど、しっかりと下見してくれて安全に安心して身をまかせられる。
これからもよろしくお願いします。

長期間の入院中だったご利用者様
娘様の結婚式に参列したいと病棟の看護師に伝えたところ、地域医療連携室よりコハルに依頼がありました。

娘の一番近くでおめでとう・ありがとうを言いたい

ご依頼をいただき、すぐに入院中のご利用者様に会いに行かせていただきました。
長年の入院生活で状態は万全とは言えず、つらい症状がたくさんありました。
しかし、まっすぐな目で「何があっても結婚式には参列したい」「娘の近くでありがとうとおめでとうを言いたいんです」
とお話ししてくださいました。
状態に合わせて、安全に心地よく、出席してもらうために私たちがすべきことを一つずつ考えていきました。

入念な下見とプランナーさんとの打ち合わせ

車いすでの参列に問題はないか、一時休憩の場所はどこか、ご利用者様が式の中で登場される場面はどこか、万が一の場合の経路などなどを話し合いました。

医療チームとの話し合い

医療チームと点滴管理、苦痛緩和のケア、急変時対応などについて情報収集し、当日を安全に迎らえるよう話し合いを重ねました。

ご利用者様の声

絶対に結婚式に行く。と決めていたものの、本当に叶うのか、何からはじめたらいいのか。それが本当にわからなくて辛かった。
コハルさんを紹介してもらえて、本当にホッとしました。
結婚式のときもササっと動いてくれたり、声をかけてくれたり、本当に安心して式に参加することができたよ。
娘にありがとうって言ってもらえた。私もありがとうって言えた。本当にうれしかった。これからも娘をそばで支え続けていきたいから頑張ります。

がんの終末期で入院中のご利用者様　緩和ケア病棟への転院が決定していました。
病棟の看護師に「田舎に帰って、お墓参りして、小さいころから大好きだった川の水に足をつけたい」
とお話しされたことをきっかけに、コハルをご紹介いただきました。

最期に田舎で夫と一緒に過ごしたいの

ご依頼いただき、すぐに病院に面会に参りました。
長距離歩行は車いす、頓服の痛み止めを一日数回内服されている状態でした。
田舎に帰りたいと思う背景は、緩和ケア病棟に入る前に幼馴染で同じ故郷で育った夫との時間を過ごしたいということが主な願いでした。

下見と医療チームとの話し合い

必ずかかせないのが、現場の下見と医療チームとの話し合い。
介護タクシーでの道中が辛いものであってはなりません。
また、医療チームとの話し合いでは、これまでずっと関わってこられた医師や看護師から「ご本人やご家族にとっての安心や快適」を情報収集し、それに向けた解決策を話し合います。
また、故郷には家がありませんでしたので、宿の選定もこちらでさせていただきました。
宿にも下見に行き、安心して過ごしていただけるかを中心に選定しました。

ご利用者様の声

田舎に帰れるなんて夢みたい！と思いました。
一番心配だったのが、長時間のタクシーでした。痛くなったらどうしよう、吐き気がでたらどうしようって思っていたんですが、すべて事前に予防してくれて、本当に助かりました。さすが緩和ケアの専門の看護師さんだなと思いました。
おかげで、ずっと暗い顔をしていた夫が笑ってくれて。最期に夫に何をしてやれるかって考えてたの。
小さいころから遊んだ川に一緒に水をつけて、冷たいねって笑って。思い出をつくってあげられて嬉しかったです。