止まらないしゃっくりを何とかしたい

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こんにちは
プライベートナーシングコハルです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!

今日は、「すこしでも楽になりますように」シリーズで、
止まらなくてつら~いしゃっくりの止め方についてお伝えします

寝たきりで便秘がひどかったり、腹水やガスがたまっていたり、肝臓が腫れていたりすると横隔膜が刺激されて
どうしてもしゃっくりが出やすくなります。
そしてそれはなかなか止まらず、何日も続くこともあります。

しゃっくりが止まらないと呼吸もし辛く、また会話の邪魔にもなる、何より苦しい…

本記事でお伝えする方法が、しゃっくりにお悩みの方やそばで介護されているご家族の方のお役に立てますとうれしいです。

目次

しゃっくりとは

医療用語で「吃逆(きつぎゃく)」と言います。
刺激や圧迫により、横隔膜が攣縮を起こす症状です。
なぜ「ヒック」という声が出るかと言うと、横隔膜の急激な動きが起こると自動的に息を吸うことになります。
そして、その直後に自動的に声門や声帯が閉じるためです。
これが、呼吸が辛くなる原因となります。

しゃっくりを止める方法

姿勢を正す

しゃっくりの原因は横隔膜の刺激であると先にお伝えしました。
そのため、横隔膜に負荷がかからない姿勢に整えればすっと止まることがあります。
椅子に座ったり、ベッドのギャッジアップを行い、背もたれを利用しながらできるだけ背中が丸まらないような姿勢をとります。
絵のように、おしりが座る面にしっかりついていて、ズレ落ちていないところがポイントです。

便秘をコントロールする

便秘やガスでお腹が張っていると、横隔膜が圧迫され、止まらないしゃっくりとなってしまいます。

便秘のコントロールについては過去記事のこちらをご覧ください
辛い便秘を和らげるためにできること

少しでもお腹の圧を下げて横隔膜の刺激を少なくすることがポイントです

食事は小分けにする

お腹いっぱいになってしまったら、さらにお腹の圧があがってしまいます。
食事のときの姿勢も重要になります。なるべくお腹が圧迫されないような姿勢でとることが大切です。

喉を刺激する

氷を食べる、冷たい水を飲む、冷たい水でうがいする、レモンをかじる、
などをして、喉を冷やすことで、反射が起こりにくくなります。


耳を刺激する

耳を引っ張り、刺激することで、止まることがあります。これは、舌咽神経(喉の動きや、知覚、味覚をつかさどる神経)が耳の神経節を通っているからです。
耳の穴をふさぐように指をいれ、やや痛いくらいの強さで30秒ほど圧迫したりすることも有効です。

首の後ろを刺激する

頸椎の3番~5番(髪の襟足当たり~肩にかけての首の骨)に横隔神経といって横隔膜の運動と知覚を支配している神経があります。
そのため、首がまがっていたり、首のマッサージのしすぎなどで、しゃくりが起こる場合があるのです。
よって、まずは首の姿勢を整えたうえで、首が凝りすぎている場合はストレッチを行うこと、やさしく摩ること、冷やすなどの方法があります。

呼吸のリズムを変える

姿勢を正したうえで、呼吸のリズムを強制的に変えることも有効です。

深呼吸→息こらえ

姿勢を整えて、お腹をへこませ思いっきり深呼吸した状態で、できるだけ息を止めます。
その後、ゆっくりお腹の力をぬき、息を少しずつ吐いていきます。
お腹をゆるめた途端にしゃっくりが再開することがありますが、何度か繰り返してみると止まってくれることが多いです。

香りの強いものを嗅ぐ

ハッカやペパーミントなどスーッとするにおいをかぐことで刺激となり止まることもあります。

くしゃみを出す

これは、体力を消耗するのであまりお勧めはしませんが、くしゃみをすることで呼吸のリズムを強制的に変え、結果しゃっくりがとまることがあります。こよりなどでくしゃみを誘発させます。

しゃっっくりを止める方法 まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
しゃっくりの原因は多岐にわたります。
そして、このとてつもない辛さはご本人やそばでみている家族にしかわかりません。

今回は、お薬を使わずにケアで何とかする方法をお伝えしました。
少しでもおつらい症状が緩和できれば幸い
これを試してみても改善がなければ、お医者様に相談することをおすすめいたします


プライベートナーシングコハルでは、豊富な現場経験をもとに、質の高いケアを提供してまいります。
外出外泊付き添いはもちろん、ご家族不在時の夜間の付き添いも可能です。

また、お得な会員サービスもございます。ホームページの詳細をご覧ください
ぜひ、ご家族の状況に応じてお気軽にご相談くださいませ

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