不安で仕方ないあなたへ

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こんにちは
プライベートナーシングコハルのブログをご覧いただきありがとうございます。

闘病中、支えるご家族にとって不安はつきものですよね。
不安が強いと日常生活にまでぐるぐると侵入してきて
霧の中にいるような感覚になってしまう

毎日ポジティブに過ごしたいのに・・・と焦ってしまうあなたへ
今日は不安との向き合い方についてお伝えしていきたいと思います。

目次

不安の中身

不安の中身を掘り下げていくと
「今持っているものがなくなってしまうかもしれない」という恐怖感です。
すべてはこれが根っこになると思います。

日常生活の例で言えば
プレゼンうまくいくだろうか…
→自分の評価がさがってしまうかもしれない

それが、闘病中の方、支えるご家族の場合では
・こんな状態がいつまで続くんだろう…
 →時間やお金がなくなってしまうかもしれない
・体と心はもつだろうか
 →体と心の安寧や健康が失われるかもしれない
・治療がうまくいくだろうか
 →命が短くなってしまうかもしれない

という、より生命を脅かすような深い恐怖感になります。
これは誰もがもつ自然な反応です。

では、このとてもじゃないけど突破することのできない不安とどう向き合えばよいのでしょうか

不安との向き合い方

不安をコントロールでき、適度に持つことができれば、それらに対して備えることで成長につながります。
しかし、過度な不安はQOLに影響を及ぼすこともあります。
では、どのように向き合い、コントロールすればよいかお伝えしていきたいと思います。

不安の中身をしっかり見る

漠然とした不安
何が怖いかわからないけれど怖くて仕方ない
人は深い恐怖感に苛まれると、中身を注視することができなくなります。

そうやって心を守るしかないくらい辛いということです。

けれども不安から目を背けていては、いつまでたっても霧の中から抜け出すことができません。

早いところ見てしまった方が、不安をコントロールするためには手っ取り早いということです。

手順

〇頭の中でぐるぐる考えていることを紙に書きだしてみる
〇できる限り分解して書くこと
〇一つにつき一つ以上の備えを書いていく
〇行動する
〇達成できたら線を引いて消す


これで、不安の中身の見える化ができ、備えを完了したことが一目瞭然で心を落ち着かせることができます。
下の例は、介護をしているご家族の不安の一例です。
このようにして不安の中身を紐解いてきます。


テーマ:いつまでこの状態が続くの?

・お金がなくなっていくかもしれない
                →収支を見直す 無料の相談窓口を利用する
・趣味ができなくなる
                →時間をつくる方法を考える。介護から離れる時間をつくる
・身体と心が持つかわからない
                →定期的に休む時間を作るために、〇〇に頼る

このように細分化すると
自分が何に不安を抱えているのかを見つめることができます。
そして、それらに対して備えをすることができるのです。

自分の感情をもう一人の自分がみている感覚をもつ

不安や恐怖感に覆われていると
ぐーっと体に力が入り、視野が狭くなり抜け出すことができなくなります。
そこで、有効なのが、自分の感情をもう一人の自分が見ている感覚を持つという方法です。

目を閉じて、不安に思っていることを集中して考えます。
するとどんな感情がふつふつと湧いてくるでしょうか

「こわい」
「寂しい」
「辛い」

これをもう一人の自分で眺めるのです。

自分をマグマや海などに変えてみても良いかもしれません。

「わーまぐまが噴き出してきた」
「海が荒れだしてきた」

他の人(知っている人でも架空の人でもかまいません)が自分と同じ状況で、同じ感情をもっていて
その人の話を聴いている。
でも良いです。

そんな風に客観的に感情をみてみるのです。

こんなに大きな感情を持っているけれど
客観的な大きな視点でみるとすこし視野が広がることがあります。

「考えすぎだよ」

と声をかけたくなるかもしれません。

この方法は、感情に集中する方法なので、辛くなってしまう方はすぐに中断してくださいね。

食事をしっかり味わう

不安がぐるぐると頭に侵入してきてしまう場合、それは考えすぎて思考停止してしまっている状態です。
そんなときは「食事をしっかり味わう」ことを意識してみてください。
不安に覆われていると人は、
「のど」
に違和感がでます。

そうなると食べられなくなったり
反対に飲み込みの感覚を得ようと過食になったりします。

不安によるストレスがたまるとのどに来るのです。

そんなときは、
買ってきたお惣菜やレトルトでもどんな食事でもいいので
器に丁寧に盛り
しっかり座って

口に入れる→噛む→飲み込む→食道から胃までの感覚

においと感覚を集中して味わってみてください。

これだけで3食の場合一日3回も瞑想していることになります。

不安に覆われない無の時間をつくることは
副交感神経を優位にし
やがて喉の違和感はなくなり
睡眠の質改善にもつながります。

不安との向き合い方 まとめ

いかがでしたでしょうか
不安がなぜ起こるのか、その向き合い方、コントロール方法、対処方法までを説明しました。

今回の方法を習得することが難しい場合は、遠慮なくご相談くださいませ

あなたの気持ちがすこしでも軽くなりますようお祈りしております。

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