冷えをとるだけじゃない 足浴の効果と効率的なやり方

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こんにちは
プライベートナーシングコハルです。ブログをみてくださりありがとうございます^^
梅雨入り間近で暑くなってきましたね。

これからの季節は、湿気も気温も高くなっていきますが、
クーラーの冷えやご病気などで足の循環が悪くなる方もいらっしゃいます。

そんなときに必見!
看護の現場でもよく用いられるケアのひとつ。
足浴についてお伝えしたいと思います。

足浴はいいのはわかってるけれど、バケツにお湯をくんだり大変そう・・・
電気アンカやカイロではダメ?


と考えておられる方やそばにおられるご家族に足浴の効果と、負担のすくない、効率的な方法についてお届けしたいと思います。
冷えや浮腫みに困っておられるあなたの参考になりましたら幸いです。

目次

足浴とは

体の一部分だけをお湯につけて、洗う部分浴のひとつで、主に足の清潔を保つだけでなく、血行促進、リラックス効果、安眠効果などを目的として行われるものです。
足湯とは、足全体を温めるケアのことですが、足浴は足を温めるだけでなく、爪先から膝あたりまでを丁寧に洗う点で異なります。

足浴の効果

1. 血行促進・冷えの改善

足浴は冷えや血行の促進に役立ちます。
足浴を行うことで、足の皮膚の温度と血流の量が明らかに増え、循環がよくなることが研究で示されています。
足浴後、その状態は少なくとも30分間は維持されることが確認されており、足の血管が広がり、血流がよくなることで、冷えやむくみの緩和につながります。

2. リラックス・安眠効果

足浴後には、リラックスホルモンの副交感神経活動が増加し、自律神経を調節する力があがります。
そのため、リラックス効果や安眠効果が期待できるのです。
実際に、足浴後に自然と入眠すること多いことも研究で報告されています。

人間は、眠たくなると手足が温まり、血流が増え、手足からの熱放散(熱を逃がす)が起こります。
その結果、深部体温が下がり、眠りにつく。という一連の流れがあります。

こたつや電気アンカなどでは、ずっと温めているため、この熱放散ができず、かえって眠りが浅くなるということになります。
こたつで眠ってしまった日は、夜中に目が覚めた、寝た気がしない。という経験はありませんか?
それは、「熱放散が出来ていない」ことが原因なのです。

一方足湯は、一定時間あたため、ぽかぽかと温まると、その後熱放散して深い眠りにつく。
とても理にかなったケアなのです。

さらに、ラベンダーなどの香りを加えることで、リラックス効果があり眠りやすいと言われています。

3. 清潔保持・感染症予防

足浴はおふろに入れないときにぴったりのケアです。
特に浮腫みのある方は、皮膚が弱くなっていますので、清潔を保ち、しっかりと保湿してあげることが大切です。
また、糖尿病のある方は、ばい菌が入ると治りにくくなりますので、清潔を保ち、感染症の予防をすることが大事になります。
保湿剤やステロイド、傷を治すための軟膏などを塗っておられる方は、足を洗わない状態で重ね塗りしてもあまり効果はなく、悪化させる可能性があると言われています。
重ね塗りではなく、しっかりリセットさせてから用法用量通りに塗布することが基本になります。

5. 触れられることでの安心感

暖かいお湯や暖かい手で触れられることで、安心感が生まれ、リラクセーション効果が得られます。
また、足浴とマッサージを併用することで、保湿効果がさらに高まると言われています。
ケアする方は、決して無理せず、腰を痛めないように楽な姿勢でされてくださいね。

ここまで、足浴の効果についてお伝えしてきました。
続いて、足浴の効率的なやり方についてお話ししていきたいと思います。


効率的な足浴のやり方

足浴がいいのはわかったけれど、準備や片付けが大変で負担が大きい…
お湯が入った重いバケツを運んで、終わったらまた運んで、バケツを洗って…
なんて想像するだけでも大変ですよね。。。

そんなときは

泡足浴がおすすめ!!

実は、泡は汚れを取るのに最適な構造をしているんです。
そして、何よりクリーミーな泡に包まれると、お湯だけのときよりもさらに幸せな気持ちになれるのです。
気持ちよさもあがり、汚れも取れる。そして何より準備も後片付けも簡単!

そんな一石三鳥の泡足浴の方法についてお伝えしていきます。

泡足浴 シャボンラッピング の方法

用意するもの

  • ポリ袋
    両足を入れる場合は45L。関節の制限などで片足ずつする場合は20L
  • お湯
    60~70度 コップ一杯 泡を作っている間に冷めてしまうので、通常の足浴よりも高い温度です。
    足を入れる前に必ず温度を確認してください
  • 液体ボディソープ
    約8~10プッシュ メーカーは何でもOK  
  • 蒸しタオル
    電子レンジでチンして作っておきます。
  • 500mlペットボトル
    蒸しタオルでふき取るのではなく、お湯で流したい場合。ふたにキリなどで穴を数個あけておきます。
  • バスタオル
    足の下に敷き、ふきあげに使います

手順

  1. 必要物品を準備します
  2. ポリ袋にお湯、ボディソープをいれます
  3. 袋の口を片手でしめながら、もう片方の手でビニル袋をふったりもんだりしてきめ細やかな泡をつくります
  4. お湯の温度を確認します
  5. 足の下にバスタオルを敷きます
  6. 足をいれます
  7. 泡で足を包み込みます
  8. 5分ほどラッピングしたら泡で優しく洗います 
    ※洗い流したい方は、洗い終わったらポリ袋の中でペットボトルにいれたお湯を流します。
  9. 洗い終わったらポリ袋の縁をもち、泡をふき取る形で足を出します
  10. 蒸しタオルでふき取り、バスタオルでふきあげます
  11. 必要であれば、保湿や軟膏を塗ります

まとめ

足浴は、血行促進やリラックス効果、不眠や不安の解消、感染の予防など、たくさんのメリットがあります。
その中でも泡足浴(バブルラッピング)は効率よく簡単で、メリットが多いケアです。

介護する側も無理にならず、受ける側も色々な症状を緩和できるシャボンラッピング
ぜひお試しくださいませ

プライベートナーシングコハルでは、豊富な現場経験をもとに、質の高いケアを提供してまいります。
外出外泊付き添いはもちろん、ご家族不在時の夜間の付き添いも可能です。
お付き添い、見守りだけではなく
バブルラッピングやリラクゼーション目的のマッサージ
のなどのプラスアルファのケア
「こんなにぐっすり眠れたのはひさしぶり」
「またあのケアをしてもらいたい」
と大好評です。

安心、安全、質の高い、プラスアルファのケアはコハルにお任せくださいませ

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