こんにちは
ブログをご覧いただきありがとうございます。
プライベートナーシングコハルです。
今日は大切な人を亡くされた方にかけるNGワード5選をお伝えしていきたいと思います。
悲しみの中にいるご遺族様にとって、
何気ないひとことに傷ついてしまうことがあります。
もちろんこれらは、その軸に、少しでも元気になってもらおうという優しい気持ちからくるものです。
ただ、その優しい気持ちが逆効果になってしまっては悲しいですよね。。
今回ご紹介する5つの言葉は、多くの看取りとご遺族ケアを実践しているコハルがご遺族様の立場なら…と考えたことになります。
実際経験された方で、これは違う、この言葉も傷つく。。などのご意見があるかもしれません。
大切な人を亡くされた方は、その人にしかわからない悲しみや苦しみがあります。
言葉でくくることができないほど深く多様であると思います。
NGワードを伝える前に、個人差はありますが、大切な人を亡くした時の一般的な反応とその時期をお伝えしたいと思います。
大切な人を亡くした後のプロセス

大切な人を亡くしたとき、個人差はありますが
「信じられない気持ちや強い悲しみ→認めることができない気持ち→否定したりパニックになる気持ち→怒り→やり場のない恨み→自分を責める→故人が生きているかのような妄想をする→孤独感→混乱→受け入れる→新しい希望→立ち直る」
といったプロセスをたどります。
その時期はかなり個人差がありますが、半年~1年ほどと言われています。
このように、さまざまなお気持ちの変化を経て、最終的に受容するということを知っておく必要があります。
それでは、これをふまえ、NGワードをお伝えしていきたいと思います。
NGワード① 頑張って

子どものために頑張って 天国から見守ってくれているからね。と言うのはよくある慰めの言葉だと思います。
そう言われてしまうと「頑張れない自分」「頑張りたい自分」の乖離を感じ辛くなり、責められているように感じてしまうのです。
NGワード② 泣いていたら故人が悲しむよ

これもよく言われることだと思います。前述のようなプロセスがあるので、悲しみに打ちひしがれている時期は涙が止まりません。
そんな時は「早く立ち直りたい自分」と「泣いてばかりいる自分」の乖離が大きく、さらに落ち込んでいることも少なくありません。
そんなときに「泣かないで」と言われると辛くなります
NGワード③ なぜ〇〇してあげなかったの?

どんなに生を全うされていても、どんなに尽くしたあとの看取りだったとしても、ご遺族様は後悔の気持ちを持たれることが多くあります。
そんなときに何気ないこのような一言が、深く刺さることもあるのです。
葬儀で集まった親戚から「どうして家で看取りをしてあげなかったの?」「どうして施設にいれていたの?」と言われることもあります。
何気ない質問でも、〇〇してあげたかった…と自責の念をもっているご遺族様にとって、その傷をさらに傷つけられる言葉になってしまうのです。
NGワード④ あなただけが辛いんじゃない

もっと状況が辛い人を例に出して慰めるための言葉です。
悲しみの中にいるときは「〇〇よりマシだから悲しむのをやめよう」
などと、悲しみを比較することはできないのです。
よくあるのが、「あなたは年いったお母さんを亡くしたからマシよ。あの人なんて子どもを亡くしたのよ」などと一般論を出して慰めることがあります。
こんなときは、悲しみをわかってもらえなかった。という突き放された気持ちになることもあります。
NGワード⑤ 意外と元気そうでよかった

心配していたからこそ元気な顔をみせてくれると、ホッとして言ってしまいがちな言葉だと思います。
けれど、心配をかけまいと無理に元気に振る舞っているかもしれません。
「元気そうな姿をみせてくれて嬉しいけれど、大丈夫?無理してない?」と
心配していたこと、元気な姿をみて安心していることを伝えたうえで、寄り添う声かけをしてあげましょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
苦しんでいること、辛い気持ちであることが痛いほどわかるため、何て声をかけたらいいかわからないですよね。
ついつい言いがちなこれらのNGワードに気を付けて、共感することで「わかったもらえた」という気持ちになり、その方は、すこしずつ受け入れるためのプロセスをふんでいくことができます。
ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
ご遺族様のケアの経験を豊富にもつコハルは、ご利用者様のお気持ちに寄り添ったプロフェッショナルなケアをさせていただきます。
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