こんにちは
プライベートナーシングコハルのブログをご覧いただきありがとうございます。
暑い日が続きますね。
メディアでは、熱中症に気を付けるようにと再三放送されています。
クーラーをつける、水分だけではなく、塩分もとる、涼しい場所に行く
対策が言われていますが、一番大事なことがあります。
それは、「自分は熱中症になりやすい」と思い込むこと!!
熱中症になる方の大半は、「自分は大丈夫だと思っていた」と言われます。
コハルでは、夏イベントの救護スタッフで、熱中症対応をした豊富な経験があります。
その経験をもとにお話ししていこうと思います。
熱中症予防 自分を過信しないこと

救護室にかけこまれる方、夏祭りの会場で倒れてしまわれる方が共通しておっしゃるのが「自分は大丈夫だと思っていた」
ということです。
経験上、一般的に熱中症リスクが高いと言われる子どもやお年寄りよりも、20代~60代の方が救護所に来られることが多い印象です。
この方たちは、子どもを連れてきている親、イベントのスタッフ、屋台のスタッフであることが多く、自分のことよりも子どもやイベントの役割に一生懸命になっていて自分のことは後回しになっていることが多くあります。
熱中症は急激に進行し、あっという間に意識がなくなってしまう怖い病気です。
「自分は熱中症になりやすい」と思い込むことでしっかりと対策ができるようになります。
具体的には、しっかりと水分塩分をとり、そしてしっかりと排尿をする。
体を適度に冷やし、水だけでなく氷を食べて中から冷やす。
頑張りすぎずゆっくり歩く。涼しい場所で休む。
熱中症の対策
自分は熱中症になりやすいと思い込むことを前提として、どのようなことを意識するとよいのかをお伝えしていきます
排尿すること
水分塩分をとるようにとよく言われますが、これを意識することはあまりないかもしれません。
イベントのスタッフさんと話していたときでした。
その方々は、朝早くから炎天下の中で作業されていました。
夜22時ころ、イベントが終わり、会話をしていたときのことでした。
「ちょっとお手洗いにいってきます」とお伝えしたら
その方々は口々に「そういえば朝からトイレいってない」とおっしゃるのです。
「全部汗で出た」と笑っていらっしゃいました。
私はそれを聞いて、青ざめました…
15時間以上も排尿していないのです。
大量の汗をかくと、体内の水分・塩分がなくなり、
いくら水分をとっていても
血液が常時豊富に循環しているはずの腎臓で血流の低下が起こってしまいます。
すると、老廃物を排泄できなくなり、尿路感染症や尿路結石にとどまらず、
腎不全になってしまう危険性があるのです。
それから、必ず熱中症対策は、「トレイに行くことを意識してください」ということにしています。
2.3時間毎に必ずトイレにいってクールダウンすること。
その時に尿が出ない、尿が濃いとなれば脱水のサインです。
頑張りすぎてしまう方にはこの声かけが効果てきめんだと思います。
とにかく体を常に冷やすこと

扇風機や首のクーラーなどで冷やしているだけでは不十分なことがあります。
私のおすすめは、UVパーカーなどを水で濡らしてべちゃべちゃの状態で着ておくこと。
そして乾いたらまた濡らすことです。
濡れている服に抵抗がある場合は、時折霧吹で、顔や頭、首、服などを濡らしてください。
熱中症は熱がこもることで発症します。
しっかりと体を冷やすことで予防になります。
6割の力でがんばること
熱中症になりやすいと思い込んでいたら決して無理はしません。
誰でも熱中症になりたくないし、倒れたくないですよね。
自分は大丈夫と過信しているから無理してしまうのです。
しっかりと深い呼吸をして、ゆっくり歩くこと、頑張りすぎないことが大事です。
熱中症予防 まとめ
夏イベントの救護の観点からお話ししました。
夏のイベントでなくても介護を頑張っておられるご家族の方は発症しやすい傾向にあります。
病院の付き添い、外出の付き添いなどご本人のことを気にして自分のことは後回しになってしまいがちです。
どうか頑張りすぎずに体をやすめてこの夏を乗り越えていきましょう。
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