
こんにちは
プライベートナーシングコハルのブログをご覧いただきありがとうございます。
病気やケガで自宅療養中
健康な時のように体が思うように動かないことがほとんどだと思います。
するといつも使うモノが自分で取れなかったり、取りづらかったりすると
どうしてもストレスがたまってしまうことがあります。
今日は、病気やケガで自宅療養中の方やご家族にむけて、
QOLを維持するための整理収納の方法についてお伝えしたいと思います。
整理収納とは

整理収納とは、人間工学、心理学に基づいたQOLをアップするためのメソッドです。詳しくは過去投稿をご覧ください
療養中の整理収納の必要性

体が辛いといつも通り動くことができません。
例えば、ティッシュ一つ取ることができないこともあるでしょう。
自分で自分のことができないとき
人は何とも言えない不安や恐怖に襲われます。
そこで、必要なのがその方にあった整理収納なのです。
その方の可能な姿勢や行動範囲にあわせて必要なものだけを収納すると
生活がしやすくなり
自分のことが自分でできるという自信にもつながります。
整理収納の方法
では、理にかなった整理収納のためにはどうすればよいのかお伝えしていきます。
まずは整理

整理収納の中で最も重要なこと
それは整理です。
メディアの影響で収納ばかりがクローズアップされていますが
「必要なものだけ残す」整理がされていなければ、生活しやすい収納は決して叶いません。
療養中の今、よく使うもの
例えば体温計、ティッシュ、ゴミ箱、携帯、お薬など
よく使うものだけを身の回りに残し、あまり使わないものは頻度にあわせてしまっておくことが大切です。
いよいよ収納

整理ができたら、いよいよ収納です。
人間のとりやすい収納場所は、胸から腰のラインです。
健康なときでも毎日使うものが、顔より上の高い位置にあったり、腰より下の低い位置にあったりすると
取り出したりしまったりするのが億劫になってしまいます。
このゴールデンゾーンには、毎日使うものを収納するようにします。
ただし、このゴールデンゾーンは立って生活をしている健康な人の場合です。
療養中の方だと、寝て過ごしたり、座って過ごしたりすることが多いと思います。
そのため、寝ころんでいても手の届きやすいところ、座っていても手が届くところ
それがその方にとってのゴールデンゾーンになります。
ご自身で手を伸ばして無理がない場所を確認し、そこに収納することをおすすめします。
どんな収納グッズを使う?

どんな収納グッズがおすすめか。これは一番質問を受ける内容です。
これは、本当にその方の生活や性格を吟味して考える必要があります。
使いづらかったらムダになってしまいますから、ここは慎重に選んでいきます。
ホコリが入らないように管理したい方、蓋をとって→しまって→取り出して
という作業が苦にならない方は蓋つきのボックスでいいでしょうし、
蓋をあけたり引き出したりするアクションが増えると面倒になってしまう。
という方はオープン収納がいいでしょう。
もっと言えば、リモコンや眼鏡を縦に収納するようボックスを用意したとしても、
使ったあと(眼鏡なら外したあと)は横に手にもっていますから、縦に収納することが難しい方もいらっしゃいます。
そのようにその方の性質によって変化させる必要があるということです。
また、療養中であると健康なときに比べて体がしんどいので、できるだけアクションの少ない収納をおすすめしています。
療養中の整理収納のコツ まとめ
いかがでしたでしょうか
- 療養中のゴールデンライン(毎日使うモノを収納する場所)は無理なく手が届く範囲へ
- まずは、必要なものだけを残す整理をしましょう
- 収納グッズは引き出す、開けるなどのアクションの少ないものを選びましょう
一度整えてしまうと余計なストレスがなくなり
療養に集中したり、余裕があるときには穏やかな時間を過ごすこともできますね。
ぜひ参考にしてもらえますと幸いです。
療養中の整理収納ならコハルへ

ご自身では難しいときは、ぜひコハルにご相談ください。
看護と整理収納、生前整理の豊富な知識と経験で、その方の病態や障がいにあった整理収納を提案いたします。
保険外看護との組み合わせも大変好評いただいております。
お気軽にお問い合わせくださいませ